水着の手入れについて、ご存知の方はあまり多くないと思いますのでご紹介。
水着はトレンドこそありますが、安くないものなので、1シーズンで着れなくなるのはもったいない。
でも、劣化は避けられませんので、長持ちさせるお手入れが大切です。
簡単なことですが、手入れと仕様上の注意について、あまり知られているわけではないようです。
水着には耐塩素性のポリウレタン糸を使用しています。
このポリウレタンが使用状況や経年により劣化することは避けられません。
これを脆化(ぜいか)というそうです。
脆化がおきると、プリウレタンが切れてしまい伸縮性が失われ、生地が薄くなったり、ベタツキ感がでて穴があいたりしてしまいます。
脆化(ぜいか)は時間の経過でも起こりますので、完全に止めることは不可能です。
でも、極力遅らせるお手入れの方法があります。
まず、使用時には、こまめにシャワーを浴びましょう。
プールは消毒液が入っていますので、色落ちの原因になる漂白効果も含まれているので、
プールからあがった際はかならずシャワーを浴びます。
日焼けオイルや日焼け止めも、水着についた場合生地をいためる可能性があります。
プールに欠かせない滑り台。
これは摩擦がおこるので生地が傷むのを早めます。
デニムやナイロンなどのボードショーツを着用するのがオススメ。
楽しいですが、直接すべる場合は穴があくこともありますので、滑りすぎにはご注意を!
その他、浮き輪のフチの硬い部分や、コンクリートなどに触れる際、毛羽立ってしまうこともありますので
注意しましょう。
使用後は、すぐに洗うことが大切です。
シャワーは浴びても消毒液が完全にはぬぐえませんので、長時間放置すると変色の原因になります。
まずは真水でよくすすぎましょう。
すすいだあと、水気を切る際に絞ってしまいがちですが、しぼると生地が傷み型崩れの原因になるので、しぼらないようにしましょう。
水気は、タオルで吸い取るようにふき取ります。
持ち帰るときはよくビニール袋に入れますが、蒸れやすく変色の原因になるので
極力長時間放置しないように気をつけます。
車のトランクもむれるのでやめましょう。
家に帰ったら手洗いをしっかりします。
汚れが落ちにくい場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で押し洗いをし、よくすすぎます。
洗濯機や脱水機は避けたほうが良いです。
また、乾燥機やドライヤーで乾かすことも、やってしまいそうですが厳禁です。
高温は生地を痛め、カップを変形させてしまいます。
乾かすのは、タオルで水気をとってから陰干しで行います。
長期間使用しないときは、カップの変形を避けるため、カップにやわらかい紙をつめ、
防虫剤に直接触れないように収納しましょう。